2008年11月30日日曜日

私とタンポポ

2002/09/24 (火)

加護、矢口と何気に元押しが二人も居たユニットではあったタンポポ。
しかし僕が押していたのかと言えば、
そうでもなかったというのが正直なところだろう。
僕がオタ化した時にはもう”乙女パスタ”リリース後だったし、
僕が経験したタンポポの新曲は
昨年11月?にリリースされた”王子様と雪の夜”のみ。
しかも11.3横浜アリーナのライブで初見で聴いて、
なんだこのサビが”くちづけのその後”みたいな曲は!?
と思った記憶があることが示すように、あまり印象がよろしくはない。
初期タンポポの”聖なる鐘が響く夜”とか”たんぽぽ”は
すごい好きだったからもし僕が昔からのファンだったなら
相当な初期タンポポ原理主義者になっていたかもしれないが。

推測するにタンポポは本隊から派生したユニットの中で
一番ストーリーがあったのではないだろうか。
ストーリーと言うか山あり谷ありというか。
プッチ、ミニモニ。に比べセールスに恵まれていなかったこと。
”王子様と雪の夜”は、何としても一回はオリコントップを獲る為に
発売時期を強敵の居ない週にしたという話を聞いたことがある。
またメンバーが矢口、圭織の二人という冬、ってほど冬じゃないんだろうが
そういう冬時代を経ていること。
まあプッチも一瞬2人時代があったらしいがね。
そして何より終わり方。(終わってないって\(^^;)
結成からのメンバーであり、大好きなユニットを追われる
(人にもよるだろうがこういう見方をする人が多い)
形となった矢口、圭織。
そんな背景の中に僕らの心に訴えかけるものが
たくさんあったんじゃないだろうか。
紆余曲折を経たタンポポ、ファンはどうすることも出来ないけど、
せめて最後の思い出を作ってあげたい、そういった想いが結実したのが、
あの奇跡ではなかったかと思う。
その想いはタンポポ押しではなかった僕にも容易に理解できるものであったし、
自然に協力したいという思いが生まれた。
ただそれを感じたのが僕一人じゃなくて、あの15000人が、ってところに
今回の奇跡の奇跡たる由縁を感じる。

あれだけのことが起こってしまって、
同じ『タンポポ』の名を冠したユニットを押していくのには
正直重い何かを感じざるを得ない。
何年後かに、再びあのような奇跡を見せてくれるタンポポが居る事を、
ただポジティブに期待したい。

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